ヤンキース 打ち合い制し地区シリーズ進出!ジャッジ弾など3発でツインズ下す

[ 2017年10月4日 13:06 ]

ア・リーグ ワイルドカードゲーム   ヤンキース8―4ツインズ ( 2017年10月3日    ニューヨーク )

4回に左越え2ランを放ったジャッジ(右)はサンチェスとハイタッチ(AP)
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 メジャーリーグのプレーオフが3日(日本時間4日)に開幕し、ア・リーグの地区シリーズ進出決定戦(ワイルドカードゲーム)はワイルドカード1位のヤンキースが同2位のツインズを打撃戦の末、8―4で下した。リーグ最高勝率をマークしたインディアンスとの地区シリーズ(5回戦制)は敵地クリーブランドで5日から始まる。

 シーズン中の対戦成績は4勝2敗で勝ち越し。さらに、この日と同じ地元ニューヨークで行われた9月の3連戦ではツインズをスイープ。こうしたヤンキース有利のデータが出ている中、先制したのはツインズだった。

 ツインズはヤンキースの先発・セベリーノの立ち上がりを攻め、初回に3得点。1番・ドジャーが左中間への先頭打者弾を放つと、1死一塁の場面では4番・ロサリオに弾丸ライナーの右越え2ラン。その後も5番・エスコバー、6番・ケプラーの連打でプレーオフ初登板となったセベリーノを早々にマウンドから引きずり降ろした。

 チームの勝ち頭でもあるセベリーノの思わぬ乱調でツインズに主導権を握られたヤンキース。しかし、その裏に四球と安打で1死一、三塁の好機を迎えると、4番・グリゴリアスに右越え同点3ラン。ツインズの先発・サンタナが投じた甘いツーシームを捉え、試合を振り出しに戻した。

 ヤンキースは続く2回にも1番・ガードナーの右越えソロで勝ち越し。3回に同点とされたが、その裏に6番・バードの右前適時打で再びリードを奪うと、4回には2番・ジャッジに左越え2ラン。真ん中に入ったカーブを強振すると、ライナー性の打球がレフトスタンドへ飛び込んだ。

 終盤の7回には押し出しの四球で追加点を挙げたヤンキース。投手陣はセベリーノが1回もたずに降板したものの、2番手・グリーンは、いわば緊急登板ながらも2回1失点。その後もロバートソン、ケインリーがともに無失点と好リリーフを見せ、9回は守護神チャプマンが3つのアウトをすべて三振で奪い、試合を締めた。

 ツインズは序盤の3回まで5安打4得点も、4回以降は無得点。チームは2003年以来、ヤンキース相手のプレーオフでは4度対戦してすべてシリーズ敗退していたが、ワイルドカードゲームで顔を合わせた5度目の対戦でも敗れ、雪辱とはならなかった。

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2017年10月4日のニュース