奈良学園大・井関、ドラフト候補の後輩に負けん

[ 2017年10月4日 09:11 ]

近畿学生野球秋季リーグ戦 第2節第2日   奈良学園大8―1神戸大(8回コールド) ( 2017年10月3日    大阪シティ信用金庫スタ )

奈良学園大・井関
Photo By スポニチ

 奈良学園大の井関大虎投手(だいご、1年)が8回4安打1失点(自責0)で完投し、今季2勝目を挙げた。

 「思っていた以上の出来です。カーブでうまくカウントを取れたので、ストレートも生きたと思う」

 立ち上がりから緩急がさえ、3回までに7奪三振。6回には失策と安打などで1死満塁のピンチを招いたが、2つの内野ゴロで無失点に切り抜けた。「終盤はバテたので、打たせて取ることに集中した」と言うものの、自己最長となる8回のマウンドでも勢いは衰えず。最後の打者から見逃し三振を奪い、圧巻の12Kで締めた。酒井真二監督からは「今の投手陣で一番、安定している。1年生がよく頑張ってくれたので、きょうはそこかなと思います」と一番の勝因に挙げられた。

 後輩の存在にも刺激を受けている。啓新高(福井)の152キロ右腕で、今秋ドラフト候補に挙がる牧丈一郎投手は、1学年下になる。今季初勝利を挙げた9月25日には、高校時代の恩師・大八木治監督に内容を電話で報告した。

 「“ナイスピッチ。でも、、もっと球速を上げんといかんぞ”と言われました」

 現在の最速は139キロで、牧とは10キロ以上も差があるが「自分もいつかは肩を並べられるようになりたい」とレベルアップを誓った。(石丸 泰士)

続きを表示

2017年10月4日のニュース