神港学園、逆転勝ちで4強進出 部員15人・淡路三原は惜敗

[ 2017年10月2日 05:30 ]

高校野球 秋季兵庫大会準々決勝   神港学園6―5淡路三原 ( 2017年10月1日    姫路 )

 神港学園は逆転勝ちで3年連続の4強進出を果たした。初回に暴投で先制し、7回には捕逸で同点、8回は失策から得たチャンスに押し出し四球で決勝点と運も味方した。来年3月限りで退任する北原光広監督は「結果がすべてだと思っている。勝ちは勝ちなんで」と苦笑い。3得点で貢献した佐々木翔悟主将(2年)は「甲子園に行きたいので、優勝を狙って頑張っていくだけ。ミスをゼロにして優勝したい」。勝てば近畿大会出場が決まる準決勝も通過点とした。

 部員15人で臨んだ淡路三原の快進撃は、惜しくも8強で終わった。3―4の6回に遊撃から回った右腕・阿部海篤投手(みくと、2年)は、3者三振の快投。その裏に別所魁晟外野手(2年)の2ランで逆転を呼び込んだ。しかし、7回に右ふくらはぎを痛めるアクシデントもあり、その後は本来の投球ができなかった。

 「自分の失点で負けてしまって悔しい。調子が良かっただけに残念です」

 9回に再登板したエース左腕の中田侑吾投手(2年)も、3回から4回にかけて4者連続三振を奪うなど、実力の一端は見せた。吉中一美監督は「まだまだ高校球児の体型ではないし、その分、伸びしろがある。全体的にベースアップできれば」と冬の成長に期待した。

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2017年10月2日のニュース