ロッテ・西野 151日ぶり1軍登板で170日ぶり勝利「お久しぶりです」

[ 2017年9月30日 21:56 ]

パ・リーグ   ロッテ4―3楽天 ( 2017年9月30日    kobo宮城 )

<楽・ロ>ファンの歓声に応える西野
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 ロッテ・西野勇士投手(26)が6回5安打2失点の好投で4月13日のオリックス戦(京セラD)以来170日ぶりとなる今季2勝目(3敗)をマークした。

 1軍での登板自体が5月2日の日本ハム戦(札幌D)以来151日ぶり。初回、2回と2イニング連続で失点したが、味方打線が3回に大嶺翔の2ランで同点。6回にペーニャの犠飛で勝ち越し点をもらうと、その裏を無失点で抑えて白星を手にした。

 寒空の仙台で「本当によかったです。最後にチャンスをもらって自分のピッチングを見せることができた」と安どの笑みをこぼした右腕。「初回、2回と球数が増えて大丈夫かなという部分があった」と振り返るように、初回は2死二塁からウィーラーに中前適時打を浴びて先制を許した。さらに2回にも1失点で、この回までに50球を要した。それでも丁寧に低めを突き、尻上がりに調子を上げた。

 右肘を痛め、5月の降格後は約1カ月半のノースロー。手術も検討し、複数の医療機関を回った時期を「苦しかった」と振り返るが、最後の最後にようやく帰ってきた。先発に再転向したプロ9年目は順風ではなかったが「“西野がいるぞ”ということをアピールできたかなと僕は思うので、それはよかった。来年までまだまだ時間はあるのでレベルアップしていきたい」としっかり前を見据えていた。

 ヒーローインタビューでは「ファンへ一言を」と水を向けられると「お久しぶりです」と語りかけ「本当に迷惑かけてしまったので来年活躍できるように頑張りたいと思います」と再度誓いを立てた。

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2017年9月30日のニュース