楽天「綱渡り」リレーで西武に2差 5度の満塁ピンチしのぐ

[ 2017年9月30日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天3―0日本ハム ( 2017年9月29日    札幌D )

<日・楽>試合後、梨田監督と握手する松井裕
Photo By スポニチ

 楽天が6投手をつぎ込む執念継投で完封リレーを飾った。

 計5度の満塁のピンチをしのいでの勝利に梨田監督は「綱渡り。奇跡に近かった」と、試合のなかった2位・西武とのゲーム差を2に詰め、笑顔で振り返った。

 84年の南海・加藤伸一と近鉄・小野和義以来、33年ぶりとなった日本ハム・堀との高卒ドラフト1位対決で3回無失点ながら5四死球を出し早々に降板した藤平は「リリーフの方に迷惑を掛けた」とうなだれた。

 ▽前回の高卒ドラ1ルーキー先発対決 今回で2例目。前回は84年7月1日に南海・加藤伸一(倉吉北)と近鉄・小野和義(創価)が先発登板。加藤伸は5回を4安打無失点と好投し勝利投手の権利を得て降板したが救援陣が打たれ勝敗つかず。小野は7回0/3を7安打4失点だったが打線に恵まれ勝利投手になった。前年のドラフト会議では近鉄、南海、日本ハムが小野を指名。抽選に外れた南海は加藤伸を指名していた。

 ▼西武編成部小野和義氏 当時はドラフトで(同学年に)高卒の有望な選手がたくさんいた。7月1日のことはすっかり忘れていたけど、今振り返ると思い出の一つです。(藤平、堀には)負けん気を出してほしい。

続きを表示

2017年9月30日のニュース