金本監督 就任2年目の初CS 主力トリオ絶賛「締まるし勝ちに近づける」

[ 2017年9月29日 08:10 ]

セ・リーグ   阪神11―2DeNA ( 2017年9月28日    横浜 )

<D・神>3回、大和の適時打で生還した中谷を迎える金本監督(中央)
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 阪神としては2年ぶり、そして、金本監督にとっては就任2年目で初となるCS進出を決めた。節目の勝利をたぐり寄せたのは全幅の信頼を寄せる主力トリオのバットだった。

 「孝介が突破口を開いてくれて。(主力)みんなね。トリも3本打ったし、(糸井)嘉男もいい追加点を挙げてくれた。やっぱり、その3人が中心になって、グイグイ、プレーでも背中でも、両方の面で引っ張ってくれるとチームも締まるし、勝ちに近づけるね」

 今遠征の出発時に発した予言が的中した。「孝介とか糸井とか鳥谷の3人が引っ張っていってくれるんじゃないかな」とキーマンに挙げた3人が計9打数6安打5打点で存在感を発揮。横綱相撲で眼下の敵を蹴散らした。

 主力だけではない。開幕オーダーには名前のなかった俊介が3安打、大和が2安打2打点など中堅が気を吐き、ベテラン能見は頼もしく完投。「昨日リリーフがほぼ全員、投げていたから。そういう意味でも1人で投げきってくれて助かりました」と最敬礼した。1、2軍の全選手が金本阪神の戦力であり、CS進出の原動力だ。

 とはいえ、リーグ優勝を逃した直後から掲げた新たなる目標・日本一へ向け、第一関門をクリアしただけだ。だから、視線は早々と次なる関門に向けられた。「明日勝って、いち早く2位を決めて、休ませられる選手を休ませることができるようにね。とにかく一日も早く決めたい。甲子園で開催できるように早く決めたい」。直近の目標はCS2位進出。29日、勝って決める。(惟任 貴信)

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2017年9月29日のニュース