ジャッジ 新人最多50号、松井氏が分析「感覚自分のものに」

[ 2017年9月27日 05:30 ]

ア・リーグ   ヤンキース11―3ロイヤルズ ( 2017年9月25日    ニューヨーク )

<ヤンキース・ロイヤルズ>7回、50号ソロを放つジャッジ
Photo By ゲッティ=共同

 ヤンキースのジャッジがロイヤルズ戦で49、50号を放ち、87年にマグワイア(アスレチックス)が記録した新人王有資格者の最多本塁打記録(49)を塗り替えた。メジャー2年目の25歳は「信じられない。ピンストライプを着て1試合プレーするだけでも名誉なことなのに」と恐縮した。

 50本はヤ軍ではベーブ・ルースらに次ぐ5人目。マイナー時代に打撃指導した松井秀喜GM特別アドバイザーは「素質は抜けていた。球を長く見る感覚に気づき、自分のものにしたのではないか」と分析する。ジャッジは3打点を挙げ、松井氏が米1年目に記録した106打点を上回る108打点とした。新人王は当確で01年イチロー(当時マリナーズ)以来のMVPとの同時受賞も期待されるが「MVPよりワールドシリーズのトロフィーを手にしたい」と語った。(大林 幹雄)

 ≪最多はボンズ73発≫ヤ軍選手の50本塁打は9度目。ルースが4回、マントルが2回記録している。球団最多は61年のマリスの61本。メジャー最多は2001年のバリー・ボンズ(ジャイアンツ)の73本、2位は98年のマグワイア(カージナルス)の70本。今季50本に達しているのは、ジャッジと57本のスタントン(マーリンズ)。

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