選手会 巨人に山口俊の処分見直し交渉申し入れ

[ 2017年9月26日 05:30 ]

会見する山口俊
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 日本プロ野球選手会(嶋基宏会長=楽天)は25日、巨人・山口俊投手(30)が都内の病院で男性警備員を負傷させたなどとして今季終了までの出場停止と総額1億円以上の罰金、減俸を科されたことに対し、処分見直しの交渉に応じるよう文書で巨人に申し入れたと発表した。同時に熊崎勝彦コミッショナー(75)にも適切な調査を行うよう再度、申し入れた。

 選手会は文書の中で、8月25日に処分の再検討と契約見直し撤回を要求したものの、これまで回答がないと主張。10月3日までに回答が得られない場合は、東京都労働委員会に不当労働行為救済の申し立てを行うとした。また、契約解除をちらつかせて複数年契約の見直しに同意させたのは「優先的地位の乱用」に当たるとし、こちらも公正取引委員会に申告、調査を求める用意があるという。

 4日の実行委員会で、巨人は「処分は妥当」とし、契約見直しも山口俊本人が納得しており、野球協約や一般法令には違反しないとの見解を示していた。10月2日の次回実行委でも継続して協議される。

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