今季未勝利…ヤクルト成瀬 来季現役続行を熱望「老け込む年でもない」

[ 2017年9月23日 05:50 ]

取材に応じるヤクルト・成瀬
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 ヤクルト・成瀬善久投手(31)が22日、来季の現役続行を熱望した。埼玉・戸田市のヤクルト寮で取材に応じ「まだやりたいです。老け込む年(31)でもないと思っている」と、現役への強いこだわりを口にした。

 ロッテからFA移籍し、3年契約の3年目。今季はここまで12試合に登板し、0勝1敗、防御率5・40。本職の先発では、わずか1試合の登板にとどまっている。過去2年も計6勝止まり。球団の期待に応えることができず「自分らしさを出せていない」と反省する。

 来季の契約について、まだ球団との話し合いは行われていない。「上(1軍)で投げて、初めてプロ野球選手なので」と首を横に振るが、2軍では3勝0敗、防御率1・64と圧倒的な数字を誇る。直球の球速は130キロ台に落ちたが、精度や変化球のキレは全盛期と変わらない。小川淳司SDは来季の契約について「まだ何も決まっていない」と話した。

 仮にヤクルトを戦力外となった場合でも「そう(欲しいと)言ってくれるならありがたい」と他球団に活躍の場を求める方針。16勝をマークした07年には、防御率(1・81)と勝率(・941)のタイトルを獲得した。あと4に迫る通算100勝にも「100勝はしたい。目の前の目標」と力を込める。まだまだ野球への探究心は衰え知らずだ。(川手 達矢)

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2017年9月23日のニュース