春とは別人?打線活発な明大 法大に先勝 善波監督「使った選手がよく働いてくれた」

[ 2017年9月16日 18:21 ]

東京六大学野球秋季リーグ戦第2週第1日   明大8―4法大 ( 2017年9月16日    神宮 )

 春とは別人?明大打線がこの日も法大投手陣に12安打を浴びせ大量8得点。春季リーグ戦で二桁安打はわずか2試合しかなかったのに、今季は開幕の早大戦から4試合連続の二桁安打を放っている。

 さらに善波達也監督の采配もズバリ当たっている。法大のエース右腕に対し、2番に添田真海(3年)を、7番に高瀬雄大(同)を今季初スタメンで起用。添田は初回無死一塁で初球を右翼線二塁打して流れを引き寄せるとリーグ初となる1試合3安打。高瀬も7回にリーグ初本塁打となる貴重な1号2ランを放ち監督の期待に応えた。

 「使ってもらったので打ってアピールしないと。3安打は初めて。初回もバントのサインがでなかったので初球から思い切り打ちました」添田はアピール成功の打撃に満足げな笑み。「打った瞬間いったと思いました」と高瀬は初本塁打を振り返り、こちらも定位置獲得に必死。早大3回戦では延長11回に決勝タイムリーを放ち打撃の素質を開花させつつある。

 「使った選手がよく働いてくれた。チーム内の競争が激しくなっていいことです」日米、ユニバーシアードとチームを離れる期間の長かった善波監督だが、選手の状態はしっかり把握。早大戦で登板の機会がなかった水野匡貴(4年)が147キロをマークし、高橋裕也(3年)も早大戦でリーグ初勝利。春は開幕4連勝から失速したが、秋は戦力が整いつつある。

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2017年9月16日のニュース