マー君 チーム=勝利が最優先…憧れは斉藤和巳氏「負けない投手になりたい」

[ 2017年9月16日 08:20 ]

ア・リーグ   ヤンキース13―5オリオールズ ( 2017年9月14日    ニューヨーク )

<ヤンキース・オリオールズ>7回2失点で12勝目を挙げたヤンキース・田中
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 もっと自分本位だった駒大苫小牧時代。当時の香田誉士史監督(現西部ガスコーチ)の「野手はおまえの背中を見ている」との一言から、ヤンキース・田中はチーム=勝利が最優先になった。「常に、もう一人の自分が、外から自分を見ている感じ」と話し、高卒ながら、自身や、周囲を客観的に観察していた。

 プロ1年目の07年。田中が憧れ、対面して一番、感激していたのが、生涯勝率・775(79勝23敗)を誇った当時ソフトバンクの斉藤和巳氏だった。会食したのは開幕前の3月12日だった。「斉藤さんのような負けない投手になりたい」と話していた。田中は楽天で勝率・739。その間の楽天の勝率は・496だ。ヤ軍でも同様で、田中の・654は、チームの勝率・530を大きく上回っている。(遊軍・春川 英樹)

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