藤浪、131日ぶり勝利ならず…打線5点先取も死球から崩れ4回途中降板

[ 2017年9月12日 19:47 ]

4回無死、藤浪は坂本勇に死球で思わず天を仰ぐ
Photo By スポニチ

 阪神の藤浪晋太郎投手(23)が12日、巨人20回戦(甲子園)に先発登板。坂本勇に与えた死球をきっかけに崩れ、4回途中で4失点降板した。

 藤浪は初回、陽岱鋼、マギーの1、2番を連続で空振り三振に仕留めるなど、2回まで6者連続で凡打に仕留める順調な立ち上がり。味方打線も初回に2点、2回に3点と5点を先取し、勝てば5月4日のヤクルト戦以来131日ぶりの勝利投手となる藤浪を強力にバックアップした。

 3回の藤浪は先頭の長野に投じた1ストライクからの2球目、152キロの内角低め直球を左翼席へ運ばれて1点を失ったが、それ以上の失点は許さず5―1と4点リードで序盤を乗り切った。

 だが、4回だった。先頭の3番・坂本勇に投じた初球の直球がすっぽ抜けて左肩甲骨付近に当て出塁を許すと、1死後には村田に四球を与えて一、二塁。ここで亀井に右中間二塁打され1点を返された藤浪は、続く長野にも中前へ弾き返され3、4点目を失い1点差に迫られると、2番手として石崎がマウンドへ上がった。

 藤浪は2カ月に及ぶ2軍での再調整から復帰登板となった8月16日の広島戦は4回2/3を投げ7安打3失点。7四死球と課題の制球も乱れ、翌17日に出場選手登録を抹消された。中継ぎ登板を2度挟んで迎えた8月27日の巨人戦では好投を見せたが、0―0で迎えた7回、1死から村田への変化球がすっぽ抜けた死球から崩れた。今月5日の広島戦では4回5安打4四死球で5失点降板。中6日で満を持して臨んだこの日のマウンドだったが、3回1/3で71球を投げ、打者16人に対して4安打4失点。3三振を奪い、与えた四死球は2つという投球内容での降板となった。

続きを表示

2017年9月12日のニュース