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阪神・横田、脳腫瘍が寛解、再びグラウンドへ「感謝の言葉しかない」

2月8日、宜野座キャンプで金本監督(右)が見守る中、紅白戦に出場した横田
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 阪神・横田慎太郎外野手(22)が3日、西宮市内の選手寮「虎風荘」で報道陣の取材に対応し、治療してきた脳腫瘍が寛解し、この日から復帰へ向けたトレーニングを再開することを明かした。

 同外野手は、慢性的な頭痛が治まらないとして、2月11日に春季キャンプ地の沖縄から帰阪し、戦線離脱。約半年間に渡る闘病を乗り越え、再び、グラウンドで全力プレーを見せるべく、復活への第一歩を踏み出した。

 取材の冒頭には、本人自らが、周囲への感謝を口にし、力強い言葉で、今後へ向けた思いを吐露した。

 「この度は、脳腫瘍という病気を患い、みなさまに大変、ご心配とご迷惑をおかけいたしました。数カ月に渡る苦しい治療を乗り越えて、復帰できるまでに回復したことを本当に嬉しく思っております。この数カ月間、病院の先生方、看護師の方々、球団・チームの方々、そして手紙や本、千羽鶴を贈ってくださったファンの皆さまの支え、励ましがあったからこそ、ここまで頑張れました。感謝の言葉しかありません。これからの私の野球人生が、同じ病気を持つ人たちに夢、感動を与えられるようなものにできるよう、頑張っていきたいと思います。少しづつ力を付け、必ず復活して、甲子園で走り回る姿を見せたいと思いますので、これからもご声援よろしくお願いいたします」

 横田は13年ドラフト2位で鹿児島実から入団。次代の中軸を担う大型外野手として期待されてきた。プロ3年目の昨年は、春季キャンプ、オープン戦と結果を残して、金本監督に猛アピール。3月25日の中日戦では「2番・中堅」で開幕スタメンを勝ち取り、初盗塁を記録。翌26日にはプロ初安打もマークし、超変革の象徴として、躍動した。

 野球を愛し、野球にすべてを捧げたきた男だ。「僕は、練習するしかないんで…」が口癖で、選手寮では、22時に就寝し、早朝5時に起床。そのまま自室でストレッチ、バットを振り込み、練習や試合に備え、休日も必ず、素振りを行ってから外出するなど、努力してきた。

 ウエートトレーニングにも精力的に取り組み、70キロが最高だったベンチプレスも、100キロを上げられるまでになり、目標としてきた体重95キロにも昨冬に到達。理想のプレーヤーに掲げる糸井、ソフトバンク・柳田のトレーニング画像をスマートフォンに保存して、背中を追った。

 1軍を経験した昨年、衝撃を受けたのが、巨人・菅野のスライダーだった。「今まで見たことのないようなボールで。菅野さんのスライダーを打てるようになりたいです」。通算4打数無安打、1三振。プロとして、打ち破りたい壁ができた。

 この日、突然の病に襲われ、「野球ができるか本当に心配でした」と当時の心境を振り返った。時計の針は、止まったかもしれない。それでも、まっすぐに、全力で「野球道」を駆けてきた横田なら、またグラウンドへ帰ってきてくれる。再び甲子園で、その背に大歓声を浴びるため。根っからの“野球少年”は、もう前を向いている。  (遠藤 礼)

[ 2017年9月3日 13:00 ]

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