桑田真澄氏が「現役復帰」カーブで三振奪う「野球は楽しいなと再確認しました」

[ 2017年9月3日 15:57 ]

軟式野球で登板した桑田真澄氏
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 巨人、パイレーツで活躍した桑田真澄氏(49)が3日、軟式野球で「現役復帰」した。埼玉県大宮市内で行われた「MLBドリームカップ2017」の東京B予選に、「桑田パイレーツ」の一員として出場。背番号18のユニホーム姿で先発し、1イニングを打者3人でピシャリと抑えた。

 来年4月の誕生日で50歳となる桑田氏だが、体型はもちろん美しいフォームも現役時代そのままだった。初回、先頭打者を追い込むと宝刀カーブで空振り三振。後続も難なく抑え、2回からは遊撃の守備に回った。試合は惜しくも3―4で敗戦。「勝っていたら、抑えとして最後を締めようと思ったいた。悔しいけど、野球は楽しいなと再確認しました」と充実の表情で汗をぬぐった。

 硬式とはボールが違う軟式野球。「思ったより握りやすかった」と、不慣れなはずが自由自在にボールを操った。週に2、3度は体を動かしているというが、試合で投げるのは久々。「野球教室とかで投げたりはするけど、ガチンコでやるのは久しぶり。現役復帰?いやいや、そんな…」と笑顔を浮かべた。

 ファンも大勢集まり、往年と変わらぬフォームでアウトを奪うと大きな拍手が起きた。桑田氏は「引退して10年になるけど、軟式野球の選手と触れ合えて良かった。野球教室は軟式が多いけど、指導するだけじゃなくプレーする方もまた、やっていきたい」と「生涯現役」を宣言していた。

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