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【盟友・張本が見た王の苦労】体力落ち、反動を使い打っていた

756号の瞬間、王の後方でジャンプする張本
Photo By スポニチ

 当時、王ちゃんは37歳。やっぱり「何か物足りない」という思いがあったんだろうね。年齢を重ねれば当然、体力も落ちる。打撃においても、練習などで「強く振れないな」と自分で分かってくるものだ。若かりし頃の王ちゃんは一本足打法で右足をピッと上げ、その場でこまのように鋭く、くるっと回転していた。しかし往年になると、ほんの少しバックスイングを取って反動を使って打っていた。姿勢も変わった。ここが一番の違いだろう。

 私が巨人で一緒にプレーしたのは76年から4年間。それまでリーグは違ったが、球宴などで見た時も練習から迫力は群を抜いていた。まるで宮本武蔵。投手に聞いたら、あの眼光鋭いぎょろっとした目が怖かったと言っていた。その目に射すくめられ、思わず失投が生まれる。一方で若さならではの荒さもあった。73、74年に2年連続3冠王を獲得した頃は、そこに「うまさ」が加わっていたと思う。

 王ちゃんの打撃の基本は強じんな下半身。腕相撲は女性にも負けるほどだったからね。どのコースにも最短距離でバットが出る。まさに「芸術品」と呼ぶにふさわしかった。 (本紙評論家)

[ 2017年9月2日 09:02 ]

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