水沢駒形、王者完封で好発進 40歳・馬場が快投散発3安打

[ 2017年9月2日 05:30 ]

スポニチ後援 第42回全日本クラブ野球選手権第1日   水沢駒形野球倶楽部1―0ビッグ開発ベースボールクラブ ( 2017年9月1日    メットライフD )

3安打完封勝利の好投を見せた水沢駒形・馬場
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 クラブ日本一を決める大会が開幕した。水沢駒形野球倶楽部(東北)は、前年覇者のビッグ開発ベースボールクラブ(九州)を1―0で撃破。馬場敏次投手(40)が3安打完封で勝利に導いた。2日も1回戦4試合が行われる。

 水沢駒形野球倶楽部のベテラン右腕・馬場が、王者を手玉に取った。直球は120キロ台後半ながら変化球を低めに集め、打たせて取る投球で散発3安打完封。「全国大会で完封は初めて。いろんな球種を使って打ち気な相手をかわせた」と笑みを浮かべた。

 岩手県陸前高田市出身。高田高から地元の高田クラブに加入したが、東日本大震災の影響で11年3月から1年間休部となり、12年に現チームへ移籍した。地元での少年野球教室では、小学生相手に打撃投手で一日に200〜300球を投じることもあり「軽く投げるのが良いトレーニングになる。今季は肩の調子がいい」と衰え知らずだ。チームは今回で23度目の出場だが、過去は96年と01年の準優勝が最高。大きな1勝を弾みに、悲願の初優勝へ突き進む。 (原田 真奈子)

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2017年9月2日のニュース