【東尾修 視点】大谷 体の使い方は良かった あとは筋力

[ 2017年9月1日 09:40 ]

パ・リーグ   日本ハム3―4ソフトバンク ( 2017年8月31日    札幌ドーム )

<日・ソ>力投も4回途中4失点で降板した大谷
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 日本ハム・大谷は前回の登板よりも準備ができていた。上、下半身の連動するバランスが良かったし、右腕と左腕のバランスと位置も良かった。腕の振りもスライダーの切れも申し分ない。柳田、デスパイネには力を入れていたが、他は8割ぐらいの力で投げ切れていた。

 最後に試合に投げていなかった部分がのぞいてしまったが問題はない。試合に投げること、マウンド上でしかできない筋力がある。例えば、ユニホーム越しの足の細さは気になった。でもこれは故障をしてしまい、仕方がないこと。体の使い方は良いので大丈夫だ。

 あとは来季へ向け、残るシーズンとオフをどう使うか。老婆心ながら言わせてもらうが、体全体の強さとバランスを両立させる意味で、ワインドアップのフォームで練習していいと思う。より体を大きく使うことを染み込ませる。試合になったらまたセットポジションに戻せばいいのだから。(スポニチ本紙評論家)

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