ハム大谷、31日先発へ メジャーから問い合わせ殺到、大挙視察も

[ 2017年8月29日 05:33 ]

仙台空港から新千歳空港に向かう大谷
Photo By スポニチ

 本格的な投手復帰が秒読み段階に入った。日本ハム・大谷が31日のソフトバンク戦(札幌ドーム)で50日ぶりの先発マウンドに上がる。チームとともに仙台から旭川に移動した二刀流は、29日からの3連戦に向け「1位と5位だし、向かっていく気持ちでやる」と意気込んだ。

 昨季は10勝&22本塁打で日本一に貢献も、今季前半は右足首、左太腿裏の負傷に悩まされた。唯一の登板の7月12日、オリックス戦は1回1/3で4失点。その後は登板日を設定せず、定期的にブルペンでフォーム固めを行った。今月中旬にフォームが安定し、登板日を31日に設定。故障の再発防止に細心の注意を払う栗山監督は「明日(29日)の状態を見て(決める)。フィフティー、フィフティー」と慎重だが、最終的には「GOサイン」を出す見込みだ。

 打撃は8月に入り絶好調で打率・389、2本塁打、16打点で月間MVP候補に挙がるが、29、30日は投手調整に専念する可能性が高い。

 早ければ今オフにポスティングシステムでのメジャー移籍を目指す大谷をチェックするため、31日は札幌ドームにメジャーのスカウト陣が大挙する見込みだ。球団にはメジャー球団から「大谷登板日」の問い合わせが殺到している。26日の楽天戦もドジャース、レンジャーズ、パドレスなど計8球団が視察。極秘で来日中のパ軍のAJ・プレラーGMら幹部が視察する可能性もある。今季2度目となる大谷の投球に、世界が注目している。

続きを表示

2017年8月29日のニュース