西武 菊池 審判長と話し合い 球団からは3点の質問

[ 2017年8月27日 17:03 ]

試合前練習で土肥コーチの見守る中、左足を上げる菊池(右)
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 2試合連続の反則投球を宣告された西武・菊池が辻監督、土肥投手コーチと共に、日本野球機構(NPB)の友寄正人審判長と27日にメットライフドームで話し合いの場を持った。菊池は「ルールがある以上それに従おうと思っています。4月にOKとされた(セットポジションの)フォームに戻します。形は戻るけどタイミングとか投げながらつかんでいきたい」と語った。

 話し合いの場では今回の反則投球に至る経緯について球団からも質問が出たという。(1)5月12日のオリックス戦(ほっともっと神戸)で真鍋球審から「(反則投球の)ギリギリやぞ」と言われて首脳陣に伝えたが、その後になぜ球団になぜ正式な説明がなかったか。(2)8月10日のオリックス戦(京セラドーム)で東一塁審判に投球練習中に「(投球フォームが)アウトやな」と注意されたが同戦で反則投球を取られず、翌日に改善点を求めたところ具体的な説明がなかったこと。(3)他の投手は1発で注意されて改善点も審判団から具体的に説明を受けている投手もいる。菊池の場合はなぜ改善点を説明してもらえなかったのか。ルール運用の明確な基準についての3点だった。

 菊池の反則投球について「(上げる右足に)段がついている」と審判団が具体的な箇所に初めて言及したのは25日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)の試合後。2週間前の10日、最初に反則投球を取られた17日の楽天戦(メットライフドーム)の時点で具体的な説明がなかった点については友寄審判長から「責任審判が話しているものだと思った。申し訳ない」と謝罪があったという。菊池の次回登板は31日の楽天戦(Koboパーク宮城)。「事実確認の場を設けて頂いてもうこの件は。野球に、残りのシーズンに集中したい」と切り替えていた。

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2017年8月27日のニュース