ソフトB和田が復活3勝目 井口から通算1500K「成長見せられた」

[ 2017年8月27日 16:12 ]

パ・リーグ   ソフトバンク3―0ロッテ ( 2017年8月27日    ヤフオクD )

<ソ・ロ>5回2死満塁、荻野貴を三ゴロに抑え笑顔でベンチに戻る和田(中)
Photo By スポニチ

 ソフトバンクの和田毅投手(36)が、5月の左肘手術からの復帰戦で6回2安打無失点9奪三振の力投を見せ、4月7日の西武戦以来142日ぶりとなる3勝目を手にした。

 「今、自分が出来ることを全てやろうと思い投げました。今の段階では、全て出せたと思います。次はもっと長い回を投げたい」

 3回まで3三振を奪い、4回は大嶺翔、清田を連続三振にとると、この日を最後に引退試合まで出場選手登録を抹消されるダイエー時代の元同僚・井口のバットを140キロの直球で空を切らせ、3者連続三振で史上51人目の通算1500奪三振を達成した。

 「試合前から、あと6個で1500奪三振とはわかっていました。記録にも記憶にも残る事なので、その1500個目が井口さんから取れて、とても光栄です」と和田。同僚時代、何度もバットで自身を救ってくれた先輩から奪った節目の三振。「井口さんのヤフオクでの最後の試合で全力で勝負し、1500奪三振できて夢のよう。井口さんに成長したところを見せられたと思うし、忘れられない日になる」と感慨深げに語った。

 2年ぶりのリーグ制覇へチームはラストスパートに入った。「日本一になるために投げ続けなければ戻った意味がない。しっかり調整して、次はもっと長いイニングを投げられれば」と最後も力強く話した。

続きを表示

この記事のフォト

2017年8月27日のニュース