イチロー 代打安打で球団新記録 今季22本目「ないよりはいいです」

[ 2017年8月27日 11:06 ]

ナ・リーグ   マーリンズ2―1パドレス ( 2017年8月26日    マイアミ )

パドレス戦の7回、代打で安打を放ったマーリンズのイチロー。シーズン代打安打22の球団新記録をマークした (AP)
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 マーリンズのイチロー外野手(43)は26日(日本時間27日)のパドレス戦に代打で起用され、左前打を放った。これで、イチローは今季の代打安打を22本とし、2009年にロス・グロードがマークしたシーズン代打安打の球団記録を抜き、単独トップに立った。田沢純一投手(31)は5番手の投手として登板し、1回1安打無失点の好リリーフ。その裏にロハスの犠飛でチームがサヨナラ勝利を収め、今季3勝目が転がり込んだ。

 イチローは1―1と同点の7回無死一塁の場面で登場。2度のバント失敗もあり、カウント2ボール2ストライクと追い込まれたが、パドレスの2番手・マトンが投じた外角球を巧みなバットコントロールで左翼線へと運んだ。この一打でマーリンズは一、三塁と勝ち越しの好機を迎えたが、後続が倒れて無得点。イチローはその後の守備には就かず、この日は1打数1安打。シーズン打率を2割5分2厘に上げた。

 田沢は1―1と同点の延長11回からマウンドへ。先頭の3番・ピレラを遊撃内野安打で出したが、ソラーテを右飛、マイヤーズを中飛と続けて凡打に切って取り、2アウト。スパンゲンバーグに対しては2ボール2ストライクと追い込み、最後は高めに投じた148キロのストレートで空振り三振を奪った。この日の球数は16球。

 ▼イチローの話 今年はこういう流れなので(代打安打の球団新記録も)ないよりはいいです。(慣れない代打をこなすうちに変わってきたことはあるかと問われ)今、それをやっている最中です。この先に分かるかもしれないですね。

 ▼田沢の話 中継ぎがみんな頑張っていた。それに続きたかった。本当に今日の(チームの)勝ちは大きい。

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2017年8月27日のニュース