ヤクルト山崎、真中監督に贈るプロ1号 同じ日大&背番31

[ 2017年8月27日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト5―4DeNA ( 2017年8月26日    神宮 )

5回1死一塁、山崎が右翼へプロ1号アーチを放ち、藤井にジャンプしてハイタッチ
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 打った瞬間、ヤクルト・山崎は足を止めた。「あんな方向にああいう打球を打ったことがなかった…。ファウルだと思って走らなかった」。プロ2年目の初本塁打の余韻に浸る時間はなかった。

 同点の5回1死一塁。DeNA・石田の外角138キロ直球を捉えた。「内角攻めが多いと思ってた」。内角に意識を置き、外角球を右翼に運んだ。日課は早出練習での約250球のティー打撃。杉村打撃コーチも「力強くなってきた」と話す。

 15年のドラフト5位。今季で退任する真中監督と同じ日大出身だ。背番号も指揮官が現役時代に背負った31。7月下旬から2番に定着した山崎は「寂しいけど、自分にやれることをやりたい」。結果で応えることが、何よりの恩返しとなる。

 3回の第2打席には猛省した。結果は左前打だが、直前に2度のバントミス。真中監督も「送りバントとか課題を持ってやってほしい」と指摘した。「残り試合、多く出られるように頑張りたい」。若武者ががむしゃらに定位置奪取を目指す。 (川手 達矢)

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2017年8月27日のニュース