福留 休養明け5戦連続弾 金本監督「スカッとした」

[ 2017年8月24日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神7―4ヤクルト ( 2017年8月23日    神宮 )

<ヤ・神>3回、勝ち越し3ランの福留(左端)はナインとハイタッチ
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 阪神・福留の15号3ランが決勝弾となった。3回、同点に追いつき、なおも2死一、二塁。2ボールから原樹の投じた146キロ速球を、狙い澄ましていたかのように振り抜いた。

 打った瞬間に、それと分かる打球は右中間席で跳ねた。「思い切ってスイングした結果、たまたまですけど、最高の結果になってくれました」。自画自賛の一発でチームを鼓舞した。

 休養明けは無双だ。「自信は全然無い」と謙そんしたが、この日の一発を加え休養明けの試合では5試合連続本塁打となった。首脳陣の配慮に男気で応え続けている。そして頼もしき「夏男」でもある。8月に入ってからは出場15試合で打率・327、6本塁打、21打点。疲労のたまる時期に、チームを背中で引っ張っている。

 不惑の主将が見せる夏場の活躍には、金本監督も最敬礼だ。「もう久々にスカッとした本塁打だった。ベンチで見ているこっちがスカッとした。すごい当たりだった」。ジメジメと暑い球場の空気を、一変させる一発だった。(惟任 貴信)

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