清原氏 重圧の中で自身超えの中村称賛「優勝で記録も輝く」

[ 2017年8月23日 10:00 ]

第99回全国高校野球選手権第13日・準決勝   広陵12―9天理 ( 2017年8月22日    甲子園 )

広陵・中村の大会最多本塁打更新を称賛した清原和博氏
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 元プロ野球選手の清原和博氏(50)がスポニチ本紙の取材に応じ、自らの大会5本塁打の記録を破った広陵・中村へ祝福のメッセージを寄せた。22日付本紙インタビューで記録更新へのエールを送っていた同氏は、重圧の中での2本塁打を称賛した。

 中村君、大会6本塁打と決勝進出おめでとう。本当にナイスバッティングだった。そうひと言、声を掛けてあげたいです。

 楽しみにして、朝からテレビで観戦していました。驚きましたよ。2本とも完璧に捉えた当たり。打った瞬間に分かるような見事なホームランだった。記録が懸かり注目される試合でも、彼らしい普段通りのコンパクトなスイングで、一発で仕留めていった。プレッシャーは相当だと思いますが、その中で凄いなと思いました。センター方向に打ったことも非常に価値がある。天理のバッテリーも逃げずに勝負していったのも素晴らしかった。

 大会で3本まで打ってくるバッターはこれまでも何人かいましたから。大会5本塁打というのは、決して届かない数字ではない。いつかは破られるのかなと思っていました。こうやって中村君がホームランをたくさん打って、それで僕の名前がまた出てくるというのもうれしいことです。それでも6本塁打となるとチームが勝ち続けないとそこまで打てない。優勝を狙えるチームで、なおかつコンディション良く大会に入ってこないといけない。これから、なかなか破られない記録なんじゃないですか。

 ここまで来たら優勝してほしいです。もちろん本塁打の記録をさらに伸ばす可能性は十分あると思いますが、彼も優勝しか頭にないと思う。優勝するのとしないのとでは、大きな違いがあると思います。優勝すればこの記録もより輝く。決勝戦でどんな戦いが見られるのか楽しみです。普段通り、今日やったように戦えれば大丈夫だと思います。(談)

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