“守備の人”天理・山口 新記録大会61号「まさか自分とは…」

[ 2017年8月21日 08:10 ]

第99回全国高校野球選手権第12日・準々決勝   天理13―9明豊 ( 2017年8月20日    甲子園 )

<明豊・天理>初回、大会新記録の第61号となるソロ本塁打を放ち、ガッツポーズする天理・山口
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 初回の2者連続アーチで一気に歴史を塗り替えた。天理(奈良)は2点を先行し、なおも2死一、二塁で7番・安原がバックスクリーンへ、過去最多に並ぶ大会60号となる3ラン。そんな余韻が残る中で、8番・山口はスライダーを左翼席へと運んだ。

 高校初本塁打が記録を塗り替えるメモリアル弾に「まさか自分とは…。長い歴史の中で一ページを刻めてうれしい」と声をうわずらせた。

 中村監督が「守備の人」と評する山口は、6回2死一、三塁でも左中間へ2本目のアーチをマーク。決勝適時打を放った神戸国際大付戦に続き、毎回20安打13得点の猛攻劇でも主役となった。今大会を象徴する下位打線の3発で、全国制覇した90年以来27年ぶりの4強進出。山口は「ここまできたら、死にものぐるいであと2勝したい」と言いきった。

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