三本松 初の8強進出 サインミスから先制点 俊足が相手のミス誘う

[ 2017年8月18日 15:27 ]

第99回全国高校野球選手権大会第10日3回戦   三本松5―2二松学舎大付 ( 2017年8月18日    甲子園 )

<二松学舎大付・三本松>5回表1死三塁、佐藤の三前スクイズが平間(5)の失策を誘って三本松・大久保(右)が先制のホームイン。捕手松江
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 三本松(香川)が二松学舎大付(東東京)に5―2で快勝した。好投手の相手左腕、市川を7犠打で揺さぶって攻略した。

 運も味方した。先制点はサインミスから生まれた。5回1死三塁で佐藤がバント。ボールがバットに当たってから三塁ランナーがスタートを切る「セーフティースクイズ」。ボールは三塁線に転がり、生還を阻止しようとした三塁手の平間が猛ダッシュ。しかし、勢いあまってファンブルしてしまい、悠々と先制点を奪った。

 実は日下広太監督のサインは、投球と同時にスタートするオーソドックスな「スクイズ」だった。しかし、三塁走者の大久保には、なぜか伝わっていなかった。それでも50メートル走6秒0の快足を生かして突っ込み、相手の失策を呼び込む形になった。

 先制点は“小技”でも、初戦で12安打を放った打線はこの日も13安打と好調。初戦で3安打3打点の活躍を見せた主将の捕手・渡辺(3年)は、この日も3安打1打点。2試合連続の“猛打賞”で初のベスト8に貢献した。

 「前の試合から初球から振っていく気持ちで、3安打につながった」と積極的な姿勢が好結果につながった。

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2017年8月18日のニュース