神戸国際大付・谷口 筒香以来!9年ぶり2打席連発2年生

[ 2017年8月13日 05:30 ]

第99回全国高校野球選手権第5日・2回戦   神戸国際大付5―4北海 ( 2017年8月12日    甲子園 )

<北海・神戸国際大付>7回1死一、三塁、神戸国際大付・谷口は右越えに2打席連続となる逆転3ランを放ちガッツポーズ
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 暴れた。7回1死一、三塁。神戸国際大付・谷口が右翼ポール際への逆転3ランで昨夏準優勝の北海を沈めた。05年春ベスト4の実績を持つチームに、2年生の6番打者が夏の初勝利を運んだ。

 「国際の歴史の1ページをめくることができてうれしい」。1点を追う6回には左中間へ同点ソロ。1試合での2年生の2打席連発は08年横浜・筒香(現DeNA)以来だ。快挙の裏には師匠と慕うプロ注目捕手、猪田の助言があった。「足を上げすぎ」――。5回のグラウンド整備中に受けた指摘で、上げる高さを半分に抑えた。「頼りになります」。お笑い芸人・あばれる君似の先輩に感謝した。

 猪田とは普段、夜の素振りも一緒。「次の4番に」と右の主砲の後継者に指名されている。「調子が悪い時は先輩が助けてくれるので、3年生を自分が助ける」。好調の波に乗り続けるつもりだ。 (吉仲 博幸)

 ◆谷口 嘉紀(たにぐち・よしき)2000年(平12)11月11日生まれ、兵庫県丹波市出身の16歳。小学2年時に軟式の柏原スターズで野球を始め、中学時は氷上ボーイズでプレー。神戸国際大付では1年秋からベンチ入り。1メートル77、76キロ。右投げ右打ち。

 ≪筒香以来5人目≫神戸国際大付の2年生・谷口が北海戦で2打席連続本塁打。夏の甲子園の2打席連続本塁打は32人目、34度目。うち、ゲーム2打席連続本塁打は、29人目、30度目になるが、2年生は82年の池田・水野、83年の箕島・硯、02年の青森山田・金井、08年の横浜・筒香に次ぎ9年ぶり5人目の快挙だ。

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