鯖江野球スポーツ少年団16強進出 中村が1失点完投

[ 2017年8月12日 18:33 ]

高円宮賜杯第37回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント第2日 ( 2017年8月12日 )

1失点で7回完投勝利の鯖江野球スポーツ少年団(福井)のエース・中村(右)と決勝打の久保
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 初出場の鯖江野球スポーツ少年団(福井)が、こちらも初出場だった三和メジャーズ(三重)に5―1で勝利。1回戦に14―7で勝ったのに続き、16強進出を果たした。

 先発・中村勝投手(6年)が7回2安打1失点で完投勝利。6回に四死球に暴投が絡んで1点を失い、7回にも1死二、三塁のピンチを背負った。「最後はちょっと疲れた。今日の出来は80点です」。憧れの存在は日本ハム・大谷。自身は外角低めに制球される直球が持ち味で、捕邪飛が4つとボールに力があった。

 全国の舞台で2勝。実は少子化の影響などもあって、5年前には部員数が11人にまで減った。部員は鯖江市の惜陰小学校、進徳小学校の2校の生徒だが、体験入団のチラシを配布するなどして募った。試合をする際も人数が足らず、中村はまだ小学校1年生だった時に入団。ぎりぎり9人目の選手として「立ってるだけでいいから」と言われて右翼を守ったりもした。中嶋誠一監督も自ら勧誘に動き、今では部員数は22人に。指揮官は「3回戦は神宮で試合ができる。ご褒美ですね」と笑顔で話した。

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2017年8月12日のニュース