聖光学院・斎藤が大会完封第1号!「ゆで卵」に感謝12K

[ 2017年8月11日 05:30 ]

第99回全国高校野球選手権大会1回戦   聖光学院6―0おかやま山陽 ( 2017年8月10日    甲子園 )

おかやま山陽打線を完封した聖光学院・斎藤
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 聖光学院(福島)のエース斎藤が、おかやま山陽との初戦で今大会完封一番乗りだ。135球を投げ抜き、自身公式戦初完封に「意識しなかったけどうれしいです」と声を弾ませた。

 初回、いきなり1死三塁のピンチ。それでも「切り替えて向かっていこう」とギアを上げ3、4番をチェンジアップとスライダーで連続三振に仕留めた。これで勢いに乗り、最速141キロの直球に変化球を低めに集め、12三振を奪った。戦後最多の11年連続出場。右腕は昨夏も中継ぎで登板し、今夏は甲子園初先発で結果を残した。

 福島大会では準決勝で右中指のマメをつぶした状態で、8回まで投げた。その代償は大きく、投球を再開できたのは8月に入ってからだった。その間は朝晩、ゆで卵の殻の内側にある薄皮を塗って保湿の繰り返し。皮膚が再生し、硬さが戻ったことで決め球のスライダーの切れも復活した。これまでの最高成績はベスト8。エースは「日本一を獲りたいので一戦必勝でいきたい」と力強く誓った。 (池田 翔太郎)

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2017年8月11日のニュース