明徳義塾 延長12回3点!馬淵監督50勝王手「辛抱の連続だった」

[ 2017年8月10日 05:30 ]

第99回全国高校野球選手権第2日・1回戦   明徳義塾6―3日大山形 ( 2017年8月9日    甲子園 )

<日大山形・明徳義塾>延長12回2死一、二塁、谷合の内野安打で、遊撃の送球がそれて明徳義塾に勝ち越し点が入る
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 延長戦に入っても明徳義塾(高知)の集中力は落ちなかった。執念で初戦を突破し、馬淵史郎監督は「辛抱の連続だった。疲れました」と大きく息をついた。

 好機をつくっては好守に阻まれる「嫌な展開」だったが、サヨナラの窮地をしのいで決定機を待った。3―3の延長12回は4番・谷合の遊撃への内野安打が失策を誘って勝ち越し、続く今井がダメ押しの2点打。我慢比べを制した。

 今春のセンバツでは清宮擁する早実に9回2死までリードしながら、失策から逆転負け。「1球の怖さを忘れるな」と当時の新聞記事を寮の掲示板に貼り、意識改革に取り組んだ。甲子園通算49勝目とした馬淵監督は、13年に準々決勝で敗れた日大山形に雪辱。「勝てるなら苦しんだ方がいい。勝てるならね」と目尻を下げた。

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2017年8月10日のニュース