隼太　意地の零敗阻止打　７回の３球三振悔やむ「今日は反省」

セ・リーグ   阪神１―６巨人 （ 2017年8月8日    東京ドーム ）

＜巨・神＞９回２死一、三塁、適時打を放つ伊藤隼
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　宿敵相手に見せ場なく、零敗で終わるわけにはいかない。猛虎が牙をむいたのは、敗戦決定まで、あと１死からだった。

　９回、２死から途中出場の梅野が巨人３番手の田原から左翼線二塁打、大和が左前打で続き、代打から守備に就いていた伊藤隼がスライダーに食らいつき中前適時打を放った。６日のヤクルト戦で逆転３ランを放ち、乗っている男が、零敗だけは阻止し意地を見せた。

　「個人的にもチームとしても、０と１点では違う。また明日、切り替えて頑張る」

　それでも悔しさが残った。「その前の代打のところで打っていれば、反撃態勢になっていた。今日は反省の方が大きい」と振り返ったのは７回。マイコラスを攻め１死一、二塁から坂本の代打で登場したが、最後は球威のある直球に空振りして３球三振。続く代打西岡も遊ゴロに終わった。

　１打席勝負の厳しい代打稼業が続くが、言いわけはしない。バットで悔しさを晴らすべく、結果を出す。