日大山形 延長で力尽く…鹿野 痛恨の悪送球に号泣も荒木監督「いい試合をしてくれた」

[ 2017年8月9日 20:42 ]

第99回全国高校野球選手権大会第2日1回戦   日大山形3―6明徳義塾 ( 2017年8月9日    甲子園 )

<日大山形・明徳義塾>12回表2死一、二塁、谷合の三遊間の打球に追いつくも、二塁に痛恨の悪送球で決勝点を献上してしまった日大山形・鹿野
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 日大山形が延長12回に力尽きた。

 この回、2死一、二塁のピンチで明徳義塾の4番谷合の打球は三遊間に飛んだ。遊撃鹿野が打球をつかみ、一瞬三塁へ視線を送ったが三塁手も打球を追ったため、三塁方向に体勢が流れたまま二塁に送球した。このボールが悪送球となり、二塁走者がホームに還った。その後右前2点適時打も出てスコアボードに「3」がついた。

 試合後、泣きじゃくった鹿野は「三塁へ投げようとしたけど、三塁も出ていたから二塁に投げた。自分のせいで負けてしまった。みんなに申し訳ない」と涙が止まらない。

 しかしナインは誰も鹿野のミスを責めなかった。結果的にエラーが決勝点になったが、荒木準也監督は「いい試合をしてくれた」と最後まであきらめない試合を展開したナインを称えていた。

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2017年8月9日のニュース