オリ“超猛牛1、2番”12点大勝呼んだ T岡田先頭弾&吉田正2打席連発

[ 2017年8月9日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス12―6西武 ( 2017年8月8日    京セラドーム )

<オ・西>7回、2打席連発となる7号ソロを放つ吉田正
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 足が速くて、小技が利く。1、2番のそうした概念を覆すオーダーが機能している。オリックスだ。今季最多12得点。機動力をほぼ無視して破壊力を重視した打線が序盤から威力を発揮した。3連勝を収めた福良監督は「野手がよく頑張ってくれた」と褒めた。

 遠のきつつあるクライマックスシリーズ進出へ望みをつなぐために、盗塁減や併殺打増というマイナスのリスクを承知で打ち出した「奥の手」。この日もT―岡田を1番に置き、続けて吉田正、マレーロ、ロメロと長距離砲を並べた。初回、元本塁打王のリードオフマンがいきなりの一撃。「甘い球は積極的に打とうと思っていた」と、右中間席へプロ12年目で初の初回先頭打者アーチを運んだ。

 3―1の3回は指揮官が「並べたかった」という吉田正、マレーロ、ロメロが連続安打と四球で無死満塁と攻め中島が左前に2点打。とどめは吉田正だ。5回に右中間5階席の最上段へ放り込む6号2ラン。7回は昨年8月以来、自身2度目の2打席連発となるソロを右翼席に運んだ。「しっかり振り抜けた」と納得顔だ。

 長打力に目がいくが、1〜3番はチームの出塁率3傑でもある。

 当分はこの打順か、と聞かれた指揮官は「そうなるでしょう」。3位・西武とはまだ13ゲーム差。なりふり構わず食い下がる。

 ▼オリックス・金子(再調整から復帰先発。5回5失点ながら大量援護を得て9勝目)10日間も頂いて、もっと長い回を投げなければいけない。

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