阪神・青柳 好相性の巨人戦で1軍復帰へ「悪い印象ない」

[ 2017年8月8日 05:30 ]

投内連係の練習をおこなう青柳
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 2軍で再調整していた阪神・青柳が7日、甲子園球場の室内練習場での投手指名練習に参加した。9日の巨人戦での先発が有力。昨季は4度の先発で対戦防御率2・10を誇った“Gキラー”が今季初の伝統の一戦へ意気込んだ。

 「チャンスを頂いたので。応えたいと思う。(巨人に)得意な意識はないですが。悪い印象はない」

 2年目の今季は開幕ローテーション入りしながら本来の力を出し切れず、7月4日に降格。2軍では課題としてきた送球などの守備面、セットポジションでの制球力向上に努めてきた。

 直近の登板だった7月30日のウエスタン・リーグ、オリックス戦では5回2安打無失点の好投。何より無四球の内容が光った。アピールに成功し、チャンスをつかんだ一方、復調気配の藤浪も2軍に控えていて結果が問われるマウンドになる。

 巨人への好相性が追い風だ。昨季1勝(3敗)ながら防御率2・10、特に東京ドームでは同0・71に抑え込んだ。「マギーも陽さんも入ったりして新しい巨人へのピッチングをしたい。一発には気をつけたい」と新戦力を警戒し、快投への青写真を思い描いた。ブルペン投球を見守った香田投手コーチも「2軍からの推薦もあって、良くなったと。相性が良いということで」と期待を寄せた。

 「真っすぐを調整してきた。質を求めてやってきた。緊張もするでしょうけど、それも想定してやれれば。この期間が無駄じゃ無かったことを出したい」。鍛錬の跡を物語る日焼けした顔には決意と悲壮感がにじんだ。(遠藤 礼)

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2017年8月8日のニュース