済美、故・上甲監督に届けた4年ぶり白星 雨中断も集中力切らさず

[ 2017年8月8日 17:11 ]

第99回全国高校野球選手権大会第1日・1回戦   済美10―4東筑 ( 2017年8月8日    甲子園 )

<済美・東筑>5回2死一、三塁、済美・橋本は逆転3ランを放つ
Photo By スポニチ

 「強打の済美」を体現して、愛媛勢4年ぶりの白星をもたらせた。一度は逆転を許したが、気付けば10−4と東筑を圧倒。中矢監督も「選手はよくやってくれました」と満足した表情で振り返った。

 東筑の2年生エース・石田の前に、序盤は打線がつながらなかった。「直球が想像以上に走っていた印象があって、なかなか打てないんじゃないかと思っていました」。それでも失投を見逃すことなく「内角を引っ張る」打撃を徹底して攻略。中盤以降の猛打につなげた。

 雨のため1時間15分の中断もあったが、ベンチでは「0対0のつもりで、集中力を切らさないこと」だけを指示。橋本も集中力を切らすことなく、逆転3ランを放ち「最高です」と胸を張った。

 14年に上甲元監督が亡くなってから初の甲子園での勝利となった。「1つ勝つことができてホッとしています」と指揮官。次戦へ向けて「守備のミスもあったので整備して臨みたい」と力を込めた。

続きを表示

この記事のフォト

2017年8月8日のニュース