元担当スカウトが語る阿部 長嶋監督に推薦「タイトル獲る」

[ 2017年8月8日 05:30 ]

試合前にバントマシンでファール(カット)を打つ練習をする阿部
Photo By スポニチ

 阿部の巨人入り時の担当スカウトだった中村和久氏は、特別な思いを抱きながら節目の日を待っている。

 「初めて見たのは高校(東京・安田学園)3年の春。スイングがとにかく速くて、右中間、左中間にライナーで運ぶ姿が印象に残っている。捕手としても肩が強くて、様になっているなと」

 高校1年間と、中大時代の4年間。阿部を追い掛け続けた。

 「道具をきっちり並べ、グラウンドでは常に先頭で全力疾走。野球への取り組みも素晴らしかった。長嶋茂雄監督から『プロでタイトルを獲れるか?』と聞かれ、球団幹部に『クリーンアップを打てる。打撃タイトルも獲る』と強く言ったのを覚えている」

 12年の首位打者、打点王は、まさに宿願だった。「早く2000安打を打って、これからも4番としてチームに貢献してほしい」と温かい目で話した。

続きを表示

2017年8月8日のニュース