阿部2000安打へあと6 本拠で本気 節目はいつも東京D

[ 2017年8月8日 05:30 ]

2000本安打まで6と迫った巨人・阿部
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 通算2000安打まであと6本の巨人・阿部慎之助内野手(38)が、8日からの阪神3連戦(東京ドーム)で記録達成を狙う。プロ初安打、500、1000、1500本目の安打はすべて本拠地。今度もファンに感謝の一打を届ける構えだ。迫る大記録。元巨人スカウトの中村和久氏(69)からはエールが届いた。

 2000安打を阿部はあくまで「通過点」と設定する。ただ「ドームで決めたいからね」という思いは強い。阪神3連戦は、特別なカードとなる。

 01年3月30日。1年目の開幕阪神戦で、星野伸から右中間二塁打を放ち初安打をマーク。05年の500安打、09年の1000安打、そして13年の1500安打も本拠地で達成してきた。「阪神に勝ち越せるようにしたい」と静かに闘志を燃やしながら、記録に挑む。

 東京ドームではメモリアルへの準備が進んでいる。記録達成時には電光掲示板で入団時から17年間の軌跡が分かる「阿部ヒストリー」が流される。記念グッズ販売も予定されている。村田ヘッドコーチは「東京ドームで決められたらいいよな」と期待を寄せた。

 ナインも記録を後押しする。10日の阪神戦に先発予定の内海は入団時からバッテリーを組んできただけに「もちろん刺激は受けている。阿部さんの2000本は特別。ずっと僕を支えてくれた人。気持ちよく攻撃に入ってもらえるような、リズムのいい投球を心掛けたい」と意気込んだ。

 阿部は阪神先発陣の岩貞、青柳、メッセンジャーとはいずれも過去の対戦打率・333以上。プロの第一歩を踏み出した地で、ファンの記憶に残る一打を狙う。 (川島 毅洋)

 ◆阿部のプロ初出場 01年3月30日阪神戦に「8番・捕手」で先発。2回のプロ初打席で右中間二塁打を放ち初打点を挙げた。5打数2安打4打点で17―3の勝利に貢献。初のお立ち台に上がった。

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2017年8月8日のニュース