中日・岩瀬「吉本新喜劇」でも笑えなかったつらい夜

[ 2017年8月5日 12:51 ]

中日・岩瀬949登板達成   中日6―5巨人 ( 2017年8月4日    東京ドーム )

<巨・中>プロ野球記録に並びポーズを決める岩瀬
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 中日の岩瀬仁紀投手(42)は入団1年目から中継ぎ、抑えの激務と向き合い、949試合のほとんどが厳しい場面の登板。心身ともにタフでなければならなかったはずだ。

 つかの間の楽しみが「吉本新喜劇」。最近のお気に入りは「乳首ドリル」を“される側”でおなじみの吉田裕だといい、毎週録画し約1時間笑いにふける。今年一度だけ「ほとんど笑えなかった」という回があった。7月9日のDeNA戦で登板38試合目で今季初被弾。「あの日は全然眠れなかった」。悔しさを紛らすため深夜に観賞しても気分は晴れなかった。

 次の登板だった12日阪神戦は1回無失点。「起きてしまったことは変わらない。どんだけ打たれても次の試合が一番大事」。野球の悔しさは野球で晴らすしかない。百戦錬磨の左腕は、その術を熟知している。 (徳原 麗奈)

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2017年8月5日のニュース