全試合出場の楽天・島内 アルコール避け、1日5食で夏乗り切る

[ 2017年8月2日 10:15 ]

7月21日、オリックス戦の延長10回2死二塁、サヨナラ打の楽天・島内はアマダーから祝福の水シャワー
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 ケガ人が続出している楽天にあって、開幕から全試合に出場している選手が3人いる。銀次、ウィーラー、そして島内だ。レギュラーとしてシーズンを戦った経験のある2人に対し、プロ6年目で確固たる定位置を獲得した外野手にとってはシーズンも後半に入り、肉体的、精神的疲労は未知の領域を迎えている。

 「人よりも3倍疲れやすい」と冗談めかして言う島内。発汗や食欲減退などによって体重が減りやすい夏場は特に体調管理に気を使う。「酒を飲むと体重が減る体質」と言い、遠征先ではチームメートらと外出することはあるが、アルコールは控えている。さらに1日の食事は5回。ナイターの場合、(1)朝起きてすぐ (2)球場への出発前 (3)試合前 (4)試合後 (5)帰宅後 に腹に押し込み、カロリーを補給。体重を85〜86キロに維持している。

 茂木が右肘痛で離脱していた期間は代わって1番に入り穴を埋めるなど、首脳陣の信頼も厚い。7月21日のオリックス戦では延長10回にサヨナラ打を打つなど今季の勝利打点は6。岡島と並んで球団の日本人トップタイと、勝利に直結する一打も放っている。則本の三振ショーやペゲーロの特大本塁打など華やかな活躍ももちろんだが、縁の下の力持ちとも言える島内のプレーからも目が離せない。(黒野 有仁)

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2017年8月2日のニュース