楽天クルーズ「1日で人生変わった」巨人から金銭トレード即先発タイムリー

[ 2017年7月27日 05:40 ]

パ・リーグ   楽天4―1ソフトバンク ( 2017年7月26日    Koboパーク宮城 )

<楽・ソ>8回1死一、三塁、クルーズが左前適時打を放つ
Photo By スポニチ

 楽天のユニホームに初めて袖を通したその日。クルーズがお立ち台に上がった。恥ずかしそうに「3・2・1・バーン!」と絶叫。8回1死一、三塁からダメ押しの左前適時打を放った新助っ人は「メキシコから来たクルーズです。チャンピオンになりたくてここに来ました」とあいさつし大歓声を浴びた。

 この日、巨人から金銭トレードでの加入が発表された。イースタン・リーグの楽天―巨人戦(泉)に備え仙台入りしていたこともあり、即日出場選手登録。背番号67のユニホームで「6番・遊撃」で先発出場した。前日にトレードの可能性があることを聞いていたというが、日本語で「ホントウニオナカガスイタ!」と言うほどのドタバタ。「1日で自分の人生が変わった。チャンスをくれて喜んでいます」と笑った。

 自慢の守備でも2併殺を完成。楽天は巨人時代の年俸2億4000万円を引き継ぐことになるが、茂木、藤田、ペゲーロと主力の負傷離脱が続出しているだけに、頼もしい救世主となりそうだ。

 ≪05年楽天・沖原以来≫過去のトレードで「発表」「支配下選手登録」と「試合出場」が同日だった例としては05年の楽天・沖原がある。6月10日に前田との交換トレードで阪神から移籍。午前11時半に飛行機で仙台入りすると入団会見を後にナイターの広島戦に「2番・遊撃」で出場。4打数1安打をマークした。

続きを表示

この記事のフォト

2017年7月27日のニュース