早実・清宮の通算106号は「こすった」 最多タイに挑む準々決勝は「勝ち優先」

[ 2017年7月21日 12:34 ]

第99回全国高校野球選手権西東京大会5回戦   早実5―0法政 ( 2017年7月21日    神宮 )

<法政・早実>3回無死、先制ソロ本塁打を放つ早実・清宮
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 5回戦の法政戦で高校通算最多にあと1本と迫る106号を打った早実の清宮幸太郎内野手(3年)は、「打ったところは芯だったけど、こすったのでどうかなと思った」と振り返った。

 3回、1ボール2ストライクからの4球目のカーブを打った打球は、右中間に滞空時間が長い放物線を描いた。「センターの足取りを見て、アウトかと思った。風もあったと思う」と話した一打は、スタンド最前列で弾む先制ソロ本塁打となった。これで高校通算106号。公式戦8試合連続本塁打は、山本大貴(神港学園)が持つ高校最多の107号に、あと1本と迫った。それを問われると「変わらず、勝ち優先でいきたい」と話した。

 この試合では、走塁ミスもあった。5回1死二塁。二塁走者だった清宮は「アウトカウントを(2死と)間違えていた」と、5番・雪山幹太(2年)の中飛で三塁に走り出してしまった。二塁封殺の併殺となって、好機をつぶした。すかさず、6回表の攻撃前の円陣でチームメートに「すいません!」と謝った主将は、「アウトカウントを間違えないようにいきましょう!」と続け、チームをなごませた。

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2017年7月21日のニュース