【東東京】昨夏準Vの東亜学園が準々決勝進出 4番・土岐が逆転2ラン

[ 2017年7月20日 17:12 ]

第99回全国高校野球選手権東東京大会5回戦   東亜学園4―2日体大荏原 ( 2017年7月20日    神宮第2 )

<東亜学園・日体大荏原>3回2死三塁、逆転2点本塁打を放った東亜学園・土岐
Photo By スポニチ

 昨夏準優勝の東亜学園が、第3シードの朋優学院を破って勢いに乗る日体大荏原を4―2で破り、準々決勝に進んだ。3回に2点を先制されたが、その裏に4番・土岐大聖(3年)の右越え2ランで逆転し、2投手の継投で逃げ切った。

 3回に1点を返してなお2死三塁。この大会、結果が出ていなかった4番を迎え、武田朝彦監督は「自分が打たなければと気負いすぎていたんだと思う。ここ2、3日は状態がよくなってきていたので、あの場面も打つかなと思っていた」と振り返った。「(本塁打は)狙っていなかった。真っすぐ1本で張っていた」と言う土岐は、「2、3回戦は(チームに)迷惑を掛けてきた」とホッとした表情を見せた。

 昨夏もレギュラーとして活躍し、4回戦では本塁打も打ったが、東東京大会決勝で関東第一に延長10回、3―4で逆転サヨナラ負けした。雪辱を期した新チームは、昨秋の東京大会で1回戦負け。今春の東京大会も2回戦で敗れた。「自分には去年の経験がある。去年と比べられてきて、何とか、この夏、結果を出したい」という思いが、気負いにつながった。

 武田監督は、昨年に比べて攻撃力が劣るチームに「打つことだけが野球ではない」と言ってきたが、主砲にとっては、つらい日々だった。「去年、決勝までいったので、そのリベンジを果たしたい。先輩たちの分も、取り返していこうと言っている」と武田監督。言われるまでもなく、土岐は「優勝しか狙っていない」と話した。

続きを表示

2017年7月20日のニュース