巨人 畠、待望の初勝利 途中まで完封ペースも「実力不足…次回できるように」

[ 2017年7月19日 21:55 ]

セ・リーグ   巨人6―5中日 ( 2017年7月19日    ナゴヤD )

プロ初勝利を挙げた巨人・畠
Photo By スポニチ

 巨人のドラフト2位ルーキー、畠世周(はたけ・せいしゅう)投手(22)がデビュー2戦目にして待望のプロ初勝利をマークした。7回1/3で91球を投げ、7安打2失点。「今までちょっと怪我して、ここまでくるのは長かったが、初勝利できてうれしいです」と顔をほころばせた。

 中日の早打ちにも助けられ、少ない球数で6回まで二塁を踏ませない完封ペース。そのまま完封すれば巨人の新人投手では1995年の河原純一以来22年ぶりの初勝利初完封となるところだった。だが、8回に3連打で1点を失って降板。ここでリリーフした2番手・マシソンも連打を浴びてもう1点失い、6―2と4点リードで最終回を迎えた。

 ところが、この回から登板した3番手・カミネロが3連打などで3点を失って6―5と1点差まで詰め寄られ、さらに1死一、二塁とあわやサヨナラ負けのピンチが続いた。それでも最後は4番・ゲレーロが空振り三振し、スタートを切っていた代走の二走・三ツ俣が三塁タッチアウトとなって三振ゲッツー。最後まで手に汗握る形で試合終了となった。

 「絶対抑えてくれると信じて応援していました」とベンチで見守った最終回の緊迫した場面を振り返った畠は「先輩方が序盤に大量リードしてくれたので思い切っていけました」と初回に4点を援護してくれた打線に感謝。初完投、初完封を逃したことについては「できたら良かったんですけど、残念ながら実力不足でできなかった」と苦笑いを見せたが「次回できるように頑張ります」と新人らしく初々しく宣言していた。

続きを表示

この記事のフォト

2017年7月19日のニュース