【千葉】習志野が16強 4番・吉野の勝ち越し打で延長11回を制す

[ 2017年7月19日 19:39 ]

第99回全国高校野球選手権千葉大会4回戦   習志野4―2拓大紅陵 ( 2017年7月19日    ZOZOマリン )

<拓大紅陵・習志野>延長11回1死満塁、勝ち越し中前適時打を放つ習志野・吉野
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 Bシードの習志野が、延長11回の末に拓大紅陵を4―2で破り、16強入りした。2点を先行されたが9回に同点に追いつくと、延長11回に4番・吉野海都(3年)の適時中前打で勝ち越した。

 1年の時から4番を務めてきた吉野が、勝ち越し打の打ち直しで勝利をもたらした。9回に押し出し死球で1点を取って同点とし、なおも2死満塁の場面で中飛に倒れた。延長11回も1死満塁で打席が回ってきた。「もう1回、回してくれたので、ここで決めようと思った」。勝負を決めた一打を「素直にうれしい」と振り返った。

 小林徹監督は「彼のバッティングもどうしようもなかったが、あの場面でしっかりとチームバッティングをしてくれた」と、大振りで11回まで5打数1安打2三振だった4番をたたえた。相手の拓大紅陵は元部員の逮捕で揺れていた。「紅陵さんが非常に厳しい状況の中で集中して、すごいパワーを感じていたので、それに負けないようにと。いいゲームができた。たまたま最後に、こちらにほんの少しの運が転がってきた」と気遣っていた。

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2017年7月19日のニュース