【秋田】ドラフト候補・藤井が無安打無得点試合 大曲工が投手戦を制す

[ 2017年7月18日 19:47 ]

第99回全国高校野球選手権秋田大会3回戦   大曲工1―0大曲農 ( 2017年7月18日    さきがけ八橋 )

 最速144キロを誇る大曲工の怪腕・藤井黎来(れいら=3年)が、秋田大会11人目の無安打無得点試合を達成した。大曲農との3回戦で130球を投げ抜き、1―0の勝利を引き寄せた。

 緊迫の投手戦。ドラフト候補の右腕は「高めに浮いたらやられる。とにかく低めに投げよう」と、本人もベンチも大記録のことは頭になかったという。4四球を与えたが、2試合連続2桁三振となる10奪三振。直球が内外角に決まり、得意のスライダーも切れた。

 昨春に右足首じん帯を断裂。完治しないまま臨んだ夏の甲子園1回戦の花咲徳栄戦では、7三振を奪ったものの8回4失点で敗戦投手になった。連覇に向け、阿部大樹監督は「緊張感のある試合だったので、1球1球丁寧に投げたのがいい結果につながった」と話した。

 16日に金沢西(石川)の柳橋巧人(3年)、17日には岡山大安寺中教校(岡山)の中村源太(1年)が完全試合を達成。藤井の無安打無得点試合達成は、3日連続となる大記録となった。

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2017年7月18日のニュース