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【球宴】由伸監督 小林WHY弾に苦笑い「自分に得がないよ…」

マイナビオールスターゲーム2017第2戦   全セ1―3全パ ( 2017年7月15日    ZOZOマリン )

<全パ・全セ>3回2死、小林(右)は先制アーチを放ち、一塁手・内川(中央)と笑顔でグータッチ
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 お祭り男…なのかもしれない。「マイナビオールスターゲーム2017」は15日、ZOZOマリンスタジアムで第2戦が行われ、全セは今季公式戦で本塁打がない巨人の小林誠司捕手(28)が3回にソロアーチ。球宴史上17人目の初打席初本塁打を記録した。MVPは全パのソフトバンクのアルフレド・デスパイネ外野手(31)が受賞し、賞金300万円を獲得した。

 皆驚いた。小林自身が驚いた。ベンチに戻ると巨人・高橋監督に、ヘルメットが浮くほど頭を強くはたかれた。

 「ちょっと信じられないです。自分でもビックリです」。今季78試合の出場で本塁打はゼロだった。それが球宴初出場の初打席。その初球を左翼席に運んだ。3回2死から金子の直球を強振。左翼から本塁へ吹く逆風を切り裂く先制のソロアーチは、完璧だった。

 コーチとしてベンチ入りした高橋監督は苦笑い。手すりに顔を突っ伏し、胸の前で両手を広げた。シーズン中はめったに喜怒哀楽を表現しない指揮官が「WHY?」のポーズだ。今季は開幕から低迷し、打率・190。最大18打席連続で安打が出ないこともあった。本塁打は昨季の4本が最多で、プロ4年目で通算8発。「年に1本出るか出ないかなんだから…。プロ野球選手なんだから力はあるのに」と、冗談交じりに皮肉りたくもなる。

 大舞台で力を発揮する、意外性の男。3月のWBCではチームトップの打率・450をマークした。3月10日の中国戦では試合を決める左越え2ラン。それ以来約4カ月ぶりの一発に「たまたまです」と恐縮しきり。高橋監督も「それじゃあ(シーズンじゃなければ)自分に得がないよ…」と後半戦の活躍を願って、笑った。

 小林は全パのベンチに向け右腕を上げた。打席に立つ直前に嶋、松田から「バットを短く持って振れよ」とヤジに近い助言が飛んでいたからだ。1月のグアム自主トレで打撃指導した同僚の阿部も「監督のリアクションを見たら皆同じ気持ち」と言い、特別解説で中継ブースにいた坂本勇も「監督も僕と同じことを考えていた」と声を上げて驚いた。

 球宴史上17人目の初打席初アーチで敢闘賞に輝いた。「僕でいいのかな、という感じです」。6回の第2打席は「いつも通りバントしようか」と頭によぎり、二ゴロ併殺打だった。 (神田 佑)

 ▼全パ・金子(3回に小林にソロ本塁打され)正直、まさかとは思いましたが、ちゃんと打たれました。

 ▽小林のWBCでの本塁打 3月10日、東京ドームで行われた1次ラウンド、中国戦の2回2死一塁から左翼席中段に運ぶ2ランを放ち「なかなかああいう打球は打ったことがない。ビックリした」。正捕手として2次ラウンド、準決勝まで全7試合にスタメン出場し、チームトップの打率・450、1本塁打6打点をマークした。

 ≪初球は47年ぶり≫小林(巨)が球宴初出場初打席で初球を本塁打。オールスターの初打席初本塁打はチーム初で、昨年第1戦の栗山(西)に次ぎ史上17人目。うち、初球を打ったのは70年第1戦の有藤(ロ)以来47年ぶり4人目となった。また、小林は今季公式戦で本塁打0。前半戦ノーアーチの選手が球宴初打席初本塁打は、60年第3戦の巽(国鉄)、98年第2戦の大村(近鉄)に次ぎ3人目だ。

 ≪04年以来13年ぶり≫今回の球宴はパが2連勝。球宴でパの2連勝は11年に●○○と3試合シリーズで記録して以来。2試合シリーズでは04年以来13年ぶりになる。通算成績はパの82勝78敗11分け。今回パが2連敗していたら通算80勝80敗11分けとなり、53年第3回終了時(通算4勝3敗1分け)から続いている貯金がなくなるところだった。

[ 2017年7月16日 05:30 ]

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