【宮城】県初の女性監督が夏初陣で惜敗 涌谷の選手11人に「ごめんねという気持ち」

[ 2017年7月16日 18:05 ]

第99回全国高校野球選手権宮城大会2回戦   仙台高専2―1涌谷 ( 2017年7月16日    仙台市民 )

<涌谷・仙台高専>ベンチから笑顔で選手を鼓舞する涌谷の阿部監督(右)
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 宮城県初の女性監督、涌谷の阿部奈央監督(25)が夏初陣に臨んだが、仙台高専に1―2で惜敗した。

 涌谷はベンチ入り選手11人での出場。4回までに2点を奪われたが、5回2死一塁から菊地が左越え適時二塁打を打って1点差に詰め寄った。7、8回も得点圏に走者を進めたが、あと1点が遠かった。

 阿部監督は中学時代にソフトボール部に所属した。石巻高に進学し、野球部に選手として入部したが「体力差を感じて」2年からマネジャーを務めた。涌谷に赴任後の昨年に野球部長になり、前監督の転任によって4月に宮城県内初の女性監督になった。

 夏初陣は、惜敗という内容もあり「やっぱり悔しいですね。勝たせてあげられなかったので、ごめんねという気持ちです」と悔しげに話した。一方で、「選手には、文句も言わずについてきてくれてありがとう、と言いたい。今日は彼らのプレーが今までで一番、素晴らしかった。彼らにとっても意味のある試合になったと思います」と充実感も漂わせていた。

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2017年7月16日のニュース