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清宮、第1打席で104号 「パイレーツ」BGMで士気高め

第99回全国高校野球選手権西東京大会3回戦   早実9―2都南平 ( 2017年7月15日 )

1回裏(早)1死二塁、清宮は右越え2ラン
Photo By スポニチ

 最後の夏が豪快に幕を開けた。早実・清宮幸太郎内野手(3年)は15日、第99回全国高校野球選手権大会西東京大会3回戦の都南平戦に「3番・一塁」で出場。初回の第1打席で高校通算104号となる右越え2ランを放った。人気映画をBGMにしたモチベーションビデオを見て気合を注入。春夏連続、そして2年ぶりとなる夏の甲子園へ、自らの号砲で全国制覇を目指す旅に船出した。

 最後の夏。いきなり巡ってきたチャンスだった。清宮は振り返る。「(チーム全体に)張り詰めている感じがあった」。そんな空気を緊張と無縁の男が、自らのバットで打ち破った。

 「初戦ということもあったし、点が入るまでホッとできない。そんな中、ベンチに帰ってきて、自分の本塁打でベンチが和んでくれて、盛り上がってくれた。本当に気持ちよかった」

 初回1死二塁だ。招待試合で6月18日に香川遠征してから実戦は約1カ月空いたが、それも感じさせなかった。2ボールからの3球目は甘く入った直球。ややタイミングが早く、右翼ポール右側へ切れる特大ファウル。「ちょっと早い。ゆったり構えて」。そしてカウント3―1からの5球目だ。今度は逃さない。「芯だったけど、こすった」。当たりは鈍い金属音を残したが、右翼席まで運ぶには十分な手応えがあった。「飛距離は十分だと思った。うまくフェアゾーンに入れられた」と満足げだった。

 初戦前夜。八王子市内の同校グラウンドの部室に夏の恒例行事のために部員が集まった。ベンチ入りから外れた3年生の吉木駿人が中心となって制作した約20分間の「モチベーションビデオ」を観賞した。「感動的なつくり」と絶賛する動画は、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」の勇ましいBGMとともに過去の戦いの映像が流れ、全員で士気を高めた。

 その中に今春センバツ2回戦で敗れた東海大福岡戦のシーンもあった。「やっぱり悔しかった。盛り上がるところもあったけど、そこはシーンとなって見ていた」。控え選手を含めたこの最高の仲間たちと再びあの舞台へ。甲子園に懸ける思いをさらに強くした。

 昨夏に続く夏初戦での一発。安打はこの1本だけに終わったが、和泉実監督は「チームに勇気を与える一発だった」と称えた。これで高校通算最多とされる山本大貴(神港学園)の107本塁打まで3本と迫った。次戦はあす17日に都芦花との4回戦に臨む。「私たちは野球を愛しています」と自らの選手宣誓で開幕した今大会。全国の頂を目指し、最後まで主役の座は渡さない。 (東尾 洋樹)

 ▽清宮の過去夏初戦 1年夏は西東京大会3回戦で都東大和南戦に「3番・一塁」で先発し3打数1安打1打点。第5打席に遊撃後方にポトリと落ちる左前適時打を放ったが、「すみません、あんなんで」と一発を期待したファンに謝った。2年夏は2回戦の啓明学園戦に「3番・一塁」で先発し、3回に通算51号を放つなど1打数1安打1打点。3ランを放った1年生4番の野村に対し、「去年の自分よりは全然上」と称えた。 7月15日の結果  西東京大会組み合わせ

[ 2017年7月16日 05:30 ]

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