本家みたいな人気者に?阪神ロジャース 愛称だけじゃない!登場曲もパンダ

[ 2017年7月11日 05:30 ]

練習後にファンにサインし、スタンドにペンを投げ返すロジャース
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 「パンダ」は登場曲も「Panda」だ。阪神の新助っ人、ジェイソン・ロジャース内野手(29=前パイレーツ3A)の登場テーマ曲が米国人歌手Desiigner(デザイナー)が歌う「Panda」に内定した。1軍デビューに備え、球団関係者から「好きな曲を」と提案され、即座に一つの曲名を口にしたという。

 「“Panda”という曲があるんだよ。アメリカでも使っていたんだ」

 同曲は16年にビルボードチャートで1位を獲得。歌詞中で白基調の高級車「BMW X6」を動物のパンダになぞらえたラップ調のナンバーだ。米国球界時代に同僚から「パンダ」の愛称で親しまれたロジャースは同曲をパイレーツに所属した昨季からテーマ曲に使用。慣れ親しんだリズムで新天地・日本での打席にも向かうことを決めた。

 新たな横顔も明らかになった。バンネカー高時代は野球だけでなくアメフットでもプレー。ポジションは攻撃の起点となり、冷静な判断力や洞察力が必要とされる「司令塔」のクオーターバックだった。球団関係者は「身体能力は高いよ。高校では野球とアメフットのクオーターバックもやっていたからね。話を聞いても、頭の回転が速いのが分かる」と証言。知勇兼備の「二刀流」助っ人だ。

 9日には1軍練習に参加し、金本監督、片岡打撃コーチらが見守る前で34スイング。本塁打性6本を披露し、指揮官は「パワーはある。振る力と。あとは対応力(を見たい)」と評価していた。2軍練習に参加した10日はフリー打撃などで調整。練習後にはウエスタン・リーグの広島戦を3回まで観戦し「野球」も学んだ。当面は2軍で調整し、球宴期間に再び1軍練習に参加するもよう。就労ビザ取得後、早ければ17日の広島戦から1軍デビューする可能性がある。(惟任 貴信)

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2017年7月11日のニュース