千葉県高野連 拓大紅陵の出場差し止めず 逮捕の元部員はすでに自主退学

[ 2017年7月11日 20:00 ]

全国高校野球選手権千葉大会の開会式で入場行進する拓大紅陵ナイン
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 拓大紅陵(千葉)の元硬式野球部員の少年3人が売春防止法違反の疑いで警視庁に逮捕されたことを受け、11日、千葉県高野連の円城寺一雄会長らが千葉県千葉市の県高野連事務局で会見し、同校の第99回全国高校野球選手権千葉大会出場を差し止めないことを発表した。

 円城寺会長は「本日付で拓大紅陵から報告書を受理した。昼前に日本高野連へ送信し、現段階では(出場を)差し止めないとの判断を受けた」とし、「加盟校でこのようなことが起きたのは本当に残念。今後再発防止に向けて対応を練っていきたい」とした。

 少年3人はすでに自主退学。日本高野連からは関与した部員が他にいないか再確認を求められ、県高野連が学校へ確認。「現段階では3人のみ」と回答があったこと、さらに事件の詳細が把握できていないことから、日本高野連は出場差し止めはしないという判断に至ったという。拓大紅陵には引き続き調査し、全容が明らかになった時点で速やかに報告するよう指導した。

 ナインはこの日、ZOZOマリンスタジアムで行われた開会式に参加。他の学校とともに入場行進した。同校の森章校長が県高野連に報告したところによるとナインは動揺していたという。その中で12日に初戦を迎えることになる。

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2017年7月11日のニュース